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ドキュメントスキャナーの選び方

scanner

先日、会社で使っていたドキュメントスキャナーが壊れたので、新しいスキャナーを購入しました。

スキャナーを選ぶ時に考慮した項目をまとめておきます。

これまで使っていた機種

これまで使っていたのは ScanSnap fi-5110EOX3 という機種でした。

ScanSnap FI-5110EOX3

ScanSnap FI-5110EOX3

購入したのが2005年10月だったので、実に9年間も使えました。


以降では、これの代替機を選定した際に考慮した項目を挙げます。

本体サイズ

家庭用のドキュメントスキャナーには、大きく分けて据置型のものと小型のモバイルタイプのもの(持ち運びしやすいもの)があります。

一般的に、小型になると、ハガキをスキャンできなかったり、一度にセットできる紙の枚数が少なくなったりします。

据置型のものは、そういった制限がゆるくなります。

僕が調べた時点では、高機能で小型のドキュメントスキャナーは存在しませんでした。

ですから、どちらを優先するのか決める必要があります。

用紙の厚さ

スキャン可能な用紙の厚さは、最も重要です。

ここをチェックしないと、ハガキをスキャンできない、といった落とし穴にはまることがあります。

スキャナーの仕様を見ると、スキャン可能な用紙の厚さのところに「40~209g/m2」などと書かれています。

この「g/m2」というのは、「坪量」(つぼりょう)という単位で、1平方メートル当たりの紙の重さのことです。

紙は厚みが増すと重さも増えるため、厚さを表わす時にも使われています。

紙の種類ごとの厚さの目安は以下のとおりです。

種類 厚さ(g/m2
新聞紙の折り込みチラシ 52.3
雑誌本文、コピー用紙、チラシ 64.0
リーフレット、チラシ、雑誌本文 81.4
リーフレット、ポスター 104.7
チケット、週刊誌表紙、パンフレット 127.9
ファッション雑誌の表紙、名刺、会社案内 157.0
ファッション雑誌の表紙、名刺、はがき 209.3

(情報源:富士ゼロックス「紙の厚さ(重さ)について」

ちなみに、2002年の情報ですが、新聞紙は40.5g/m2のものがあるそうです。
(情報源:読売ADリポート ojo:進化するカラー広告

小型のスキャナーは、64〜104g/m2といったものがあるので要注意です。

用紙サイズ

通常はA4サイズまで対応していると思います。

機種によっては、A3を2つ折りにしてスキャンできるものもあります。

セットできる枚数

特に書籍をスキャンする場合は、セットできる枚数が多い方が良いでしょう。

これによって作業量が変わってきます。

接続方式

これまで、ScanSnapではUSB接続でしたが、毎回ケーブルをつなぐのが面倒に感じたので、今回はWi-Fi対応のものにしました。

小型のモバイルタイプで持ち運ぶ場合は、USB接続でもよいですが、持ち運ばない場合はWi-Fi対応の方が断然使いやすいと思います。

その他の項目

上記以外にも、

  • 読み取り面(両面/片面)
  • カラー、白黒、グレースケール
  • 重量
  • 対応OSとバージョン(Windows8Mac OS X Yosemiteなど)
  • バッテリー駆動
  • 付属ソフト(Adobe Acrobatなど)

などがありますので、必要に応じてチェックしてみてください。

結局、どの機種を買ったのか?

当初は、セットできる枚数は少なくてもいいから、持ち運びできるといいなあ、と考えていました。

ですが、上述の通り、モバイルタイプWi-Fi対応でハガキまでスキャンできるものが見つかりませんでした。

なので、持ち運びは必要になった時にまた考えることにし、据置型に絞りました。

で、最終候補は PFU ScanSnap iX500Canon DR-C225W になりました。

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

Canon ドキュメントスキャナ imageFORMULA DR-C225W

Canon ドキュメントスキャナ imageFORMULA DR-C225W

Amazon価格.comの評価やコメントに目を通しても、決め手になる要素はなかったのですが、今までとは違うものを試してみようかと思い、最終的に Canon DR-C225W に決めました。(最初に写真を載せたのでバレバレですが。)


購入してからしばらく使っていますが、スキャン用のアプリがわかりやすくていい感じです。

あと、意外と良かったのがA3用紙を2つ折りでスキャンできる機能です。

ScanSnapだとキャリアシートというクリアファイルみたいなものに入れる必要があるのですが、DR-C225Wでは、2つ折りにするだけで、そのままスキャンできます。

書籍のスキャンなども、今後試してみたいと思います。